ランサーエボリューションV ランサーエボリューション★マニアックス

2007年10月11日

ランサーエボリューションV

1995年1月発売。形式名"E-CE9A"。通称"エボIII"。

ランエボという車は、前モデルのエボIIにおいて高い完成度を誇っていた。その為、このエボIIIは基本構造は前モデルのままであり、エンジン冷却性能や空力性能の向上を意識した。

その結果、大型のリアスポイラーや大きく開口したフロントマスク等、もはや市販乗用車と呼ぶのもはばかられるチューニングカー並みの過激な外観に生まれ変わった。過激な外観に目を奪われがちだが、当然エンジン内部にも改良が加えられ、270馬力の出力を達成した。

しかし、強大な馬力を出す為に圧縮比を変更した結果、無理にブーストアップを行うとエンジントラブルが発生しやすい傾向があった。このためエボIIのピストンを流用して圧縮比を下げる、もしくはカムシャフトを変更しオーバーラップを多めに取り圧縮圧力を逃がすのが定番のチューニングである。

とはいえ、過激な外観とその過激な成り立ちとが相まって歴代ランエボの中でも人気モデルに数えられ、第一世代の最終形に恥じない出来であった。なおWRCで活躍したエボIIIは、その強さから他のWRC参戦メーカーもこぞってこのモデルを参考にした。

また、漫画「頭文字D」(アニメ頭文字D Second Stage)でも主人公の藤原拓海を破った須藤京一の愛車として登場した。須藤京一仕様に搭載されているミスファイアリングシステムは、エボIIIより標準装備された機構だが、ノーマル状態では作動しないように設定されている(レギュレーションの厳しいWRCを有利に戦うために純正装備としてシステムのみ搭載。他車と比較してターボ径の大きなエボIIIには、特に有効なシステムだったといわれている)。

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