2005年東京モーターショーでこれの原型となるコンセプトカー『Concept-X』を発表。その後2007年デトロイトモーターショーでConcept-Xをより製品版に近くした新型ランサーエボリューションおよび次期ランサー(現在のギャランフォルティス)のプロトタイプとなるコンセプトカー『Prototype-X』を展示していた。ランエボXはそれを市販化したものである。
標準モデルのランサーは日本においては「ギャランフォルティス」が事実上の後継モデルとなり、ランサーエボリューションXもギャランフォルティスベースで開発されたが、それでも「ランサー」を名乗っている(ランサー自体はギャランフォルティス発売後も1.5Lモデルに限り継続して発売)。
トランスミッションには、トルクコンバーターを使わない新開発の6速オートマチックトランスミッション「Twin Clutch SST」とオーソドックスな5速マニュアルトランスミッションが搭載され、エンジンはかつての4G63ではなく、新開発のオールアルミブロックエンジンの4B11が搭載される。
4B11は4G63より軽量化されており、MIVECと組み合わされて最高出力こそ280馬力のままだがトルクは増強され43.0kgになりレスポンスが強化されている。
4WDシステムは新開発の車両運動統合制御システム「S-AWC」が搭載される。ジェット戦闘機をモチーフにデザインされた大きく開いたフロントグリルが特徴的である。
モデルはストリート使用に目を置いたGSRと、競技ベース車となるRSの2モデル。GSRはSST搭載6ATと5MT、RSは5MTのみ。
RSは、GSRには標準装備されている助手席エアバッグやフルオートエアコン、スピーカーと言ったものが搭載されず、ヘッドライトもGSRのディスチャージヘッドランプに対し、安価なハロゲンランプになっているなどして価格と重量を抑えている。また、これまでは装備されていたリアスポイラーなどもオプション化されている。